《起承転結の結》



 ということで、P氏は足掛け11ヶ月、実質でも9ヶ月以上と言うこれまで経験したことがない長期入院から脱することが出来たのは、世紀が変わった年の7月でした。たまには入院なんかしたりしてゆっくりしたいなぁと冗談で考えたりしていましたが、まさか差し掛け2世紀も入院するなんて・・・(^^;;;。
 連載もこれでおしまい。たぶん・・・。でも、ホームページ更新のネタもない・・・。まぁ、先の話はいいか(^^;;;。

 さて、一応連載は終わりなんだけれど、書いておかなきゃいけないことがいっぱい。まずはリハビリも少し書いておきましょうか。リハビリなんて普通の生活してたら、何をしているのかなんて解りませんよねぇ。
 P氏が入院していた病院には、PT・OT・STと言う3種類がありました。なんじゃ、そりゃ?今から説明します(^^;。よく理解できてないかもしれない・・・。違ってたらごめん。
 リハビリには3種類あるみたい・・・。自信のない書き始めでごめんね(^^;;;。手足などの動きのリハビリが、理学療法。これがPTです。ハサミなどの道具を使ったりすることのリハビリが作業療法。これがOTです。上手に喋れない時は言語療法。STっすね。つまり、プロ野球の選手がシーズンオフなどに行うリハビリは理学療法ですね。まさか言語療法じゃないと思うけど・・・(^^;;;。
 リハビリの先生たちは、それぞれの専門知識を勉強して、国家試験に合格した人たちです。

 さて、P氏の場合は2000年の10月末にこの病院に転院してきた時は、体を起こすことも出来ず、座れない。勿論歩くことなど出来ない。手は動くけれど物を上手につかむことも出来ないという状態でした。つまり寝たきり状態ですね。ここからリハビリが始まったわけです。
 この転院当時にP氏は意識がはっきりし始めたのですが、その時にP氏が考えていたのが「まいったなぁ。身体が動かん。箸も持てんし、これじゃあラーメンは一生食えんのかなぁ・・・」・・・いやはや・・・。死にかけた人間が考えてたのがこんなこととは(^^;;;。しかし結果的にはこれがP氏のリハビリの原動力になったのは間違いない事実のようです・・・。

 いよいよP氏のリハビリ開始です。全身に麻痺症状のあるP氏は動くことも出来ませんのでPTと、箸などの練習のOTで、1日に1時間半から2時間くらいやってました。
 P氏は素人考えで、『自分の身体が動かないのは、寝たきりの時間が長かったために筋肉が萎縮して動かないんだな』などと考えていました。実際には、脳の中で出血がおきた場合、その血が脳を圧迫して正常な反応が出来なくなったり、脳細胞が破壊されたことによって思ったように身体が動かせない、ということらしい。
 ではどうやって身体が動くようにするのか?毎日毎日正しい動きを身体に教えさせることによって、新しい脳の回路が出来るのを待つのか、もしくは出血が引いて脳が元に戻るのを待つのです。・・・ん〜〜。よう解らん・・・。けど、これがリハビリらしい・・・。
 でも転院当時はタオルすら掴めなかったP氏の左手が、リハビリ開始の1日目に掴めるようになっていました。勿論上手に掴めるようになるまではもう少し時間がかかるのですが。その時のP氏の感想が、「リハビリってすごいじゃん。ひょっとしたらラーメンが食べれるようになるかもしれん・・・。」まったく・・・(^^;;;。動機が単純だけに、そのパワーはすごかったようで、じきにP氏は箸でご飯が食べれるようになりました。執念なのでしょうか?恐るべし、人間の欲・・・・・。
 よっぽど箸が持てるようになったのが嬉しかったんでしょうね。P氏は病院から外泊した際に、わざわざ福岡の長濱ラーメンを食べに出かけたのです。おまけにちー坊に奢ってもらったのです。ほんとにもう・・・(^^;;;。あ、その節はお世話になりました、ちー坊。



 もう一つ。P氏が退院したあと、のんちゃんの熊展(^^;に来たある美人と一緒に食事に行った際に美人に質問を受けました。「なんで歩けんの?」・・・ん〜〜、いい質問だ、みやこくん(^^;;;。そうですよね、わかんないですよね。
 狂牛病に罹った牛の映像、見たことありますか?最近(ぇえっとね、今日は2001年9月12日です。)日本で初めて狂牛病が出たってニュースでやってますね。あれってプリオンってタンパク質が変質した時に牛の脳細胞を壊すんですよね。あの牛の歩き方とP氏の動きが似た感じかなぁ・・・。どっちも脳が壊れてるんだし・・・(^^;;;。なんて解り難い表現なんだ。

 もっと具体的に説明すると、両肩・腰に各々1匹づつちっちゃい子泣き爺が取り憑いています。こいつらがだいたい10Kgくらいの重さです。頭・右手・右足に1匹、左手に2匹、左足に5匹の子泣き爺かなあ。こっちは5Kgくらいかなぁ。これくらいの重さを感じるそうです。
 これに加えて左足が1時間くらい正座をしたようなしびれ、左手もこれくらいですね。右足・右手が10分くらい正座したしびれかな・・・?それに加えて、リハビリで歩く時には、社長が座るような立派な椅子に座らされて20回ほど勢いよくまわされて平衡感覚がどこかに行った状態で『さあ、歩け!』と言われているようなモンです。こりゃあ、ちょっと歩けませんぜ、普通。実際に歩けなかったんですがね。
 確か、リハビリで歩き始めた・・・、いや、歩かせられはじめたのが2000年12月末だったと思います。何もなければ立てる訳がありません。4脚歩行器にすがり付いて歩いてました。歩行器なんて解らないですよね。写真を載せましょう。これです。


 きつくないかって?きついにきまってます!!(^^;;;。身長180cmあるP氏ですから、不安定なままでこの高さを立つのは怖いし、歩くのはきついし、本当に身体が動くのか不安だし・・・。怖い、きつい、不安の3拍子が揃ってます(^^;;;。
 しかーし、リハビリを続けるうちに、まず、社長の椅子のクルクルがなくなってきました。6ヶ月くらいかかったけど・・・。子泣き爺も小さくなってきているような気がします。正座のしびれも減ってるし・・・。しびれも少し減ったかなぁ??
 感心するのが、良く長い時間にわたって、歩くのが下手な(いや、下手より悪い。歩けないですね。)P氏のリハビリに付き合ってくれた先生に感謝でしょうね。背は高いし、体重は重いP氏だから、ふらついたら先生は怖かったんじゃないかなぁ(^^;。
 
 そして今では外に食事に行く時などは、奥さんの手につかまって歩いて行くくらいまで回復したようです。車椅子で行ければ楽なんだけど、小さな段差も多いし、それより何より大きな車椅子は邪魔です。目標もクリア出来たし(勿論ラーメンを食べに行くことです^^;)、これもリハビリの御陰というのは間違いないと思います。



 と、だいぶ回復してきたP氏でした。ただ、根気が長続きしないみたいです。座っているだけでも疲れたりするようです。本当はちー坊とかみやこさん、ミカリフや板さんのBBSにも発言したいみたいなのですが、自分のHPを管理するので精一杯みたいです。悲しい事にISDNはなくなって、パソコンのモデムでしか出来なくなってるし・・・。時間がかかるんだよね・・・。根気がないっていうのに・・・
 ま、そのうち元気になります!今度はそれを目標に、自宅でのリハビリも頑張ってるようですから。今度の目標は、階段を上らないと食べに行けないラーメン屋さんに行くこと、だそうです(^^;;;。いやはや、食欲はどこまでも・・・。食欲の秋ではありますが・・・(^^;。でも、そのうち本当に行けてしまうのかもしれませんね。
 これで一応おしまいです。でも更新ネタが・・・(^^;;;。来月もお会いできるかもしれませんね。それでは、さようなら。御静聴、ありがとうございました。


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